院長コラム

第6回:(1)最近の山歩き

去年はほとんど山にいけなかったので、今年こそはと意気込みだけは旺盛です。7月10日、"ほくやく"の村本さんやMRさんたちと雨龍沼湿原にいってきました。本当に久しぶりで、気持ちもよかったのですが、体力の低下に愕然としてしまいました。確かに、毎年シーズン初めの山はきついものですが、それ以前の問題と思われました。普段の心がけが悪すぎました。患者さんにはえらそうなことを言っておいて、反省しきりでした。

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今年は雪が多かったせいで、花が遅れていて、まだミズバショウが盛りでした。他には、ショウジョウバカマ・イワイチョウ・ハクサンチドリ・ワタスゲなどがみられ、きっと1週間から2週間後には真っ盛りになると思われるエゾゼンテイカはまだつぼみでした。

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それに引き続き、連休には武内先生たちと毎年恒例の東北遠征で蔵王にいってきました。宮城側から刈田岳山頂近くまで車で行くというただの観光旅行に近いもので、山靴をはいていくのがはばかられるほどでした。それでも熊野岳まで往復する予定で出発したのですが、強風とガスがひどくて、有名な"お釜"も2−3秒だけその独特な色と全景をみせてくれただけでした。

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結局このまま熊野岳までいってもまったく展望は得られないということでそのまま車でおりてしまい、その日は山形の山寺に回りました。こちらは、蔵王ではジャケットがないと凍えるほどの寒さだったのに比べ真夏状態で、下着まで汗びっしょりになって"山頂"を征服しました。

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次の日は、僕を含めこの年になるまでまだ行ったことがないという人が数人いるということで松島に行くことになり、これで完全に観光旅行と化しました。

今年は、今後の希望として、大雪山・斜里岳・余市岳等を考えています。

(2)漢詩について

最近、PHP文庫の"中国詩境の旅"(森本 哲郎著)を読んで、漢詩に少しはまりつつあります。高校生のころから漢文アレルギーで、高校では漢文や古文の成績が悪くて担当の先生に呼ばれて説教を受けたこともありました。それ以来、どうも苦手意識が強くて、本を読んでいて漢文が出てくるとついつい飛ばし読みをするような状態が続いていました。
ところが、以前に書いたように東北に興味を覚えてからは、書物に古文の引用も多く、こればかりは原文で読まないとニュアンスの伝わり方が断然違うので辛抱しながら読むしかありません。おかげで、以前より少しは古文に慣れてきたようです。

今回の本は、主に中国南部の詩人(白居易・蘇東披など)の詩が、芭蕉や蕪村の句のなかにどういう風に取り込まれているか、そして日本人と中国人の発想やものの考え方の違いなどがそこから分かりやすく引き出されています。また、同じ漢字を使っていても、日本人がいかにいい加減で大雑把に漢字を使っているかなども良くわかりました。中国でも、北部と南部では基本的にものの考え方が違っていて、それが儒教・道教・仏教につながっていって、とどんどん深くなっていきます。

前から日本語には漢字・ひらがな・カタカナがあって、外国人にとってこれくらいむずかしい言語は無いだろうと思っていましたが、中国語はもっと奥深くて大変な言語だと感じられました。

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